【創業】or【起業】or【ベンチャー】or【スタートアップ】の違いは??

創業、起業、ベンチャー、スタートアップ、
といろいろな言い方があって違いは何なのかと思いましたので、
ちょっと整理してみました。

創業とは、「事業を始めること。会社や店を新しく興すこと。」
起業とは、「新たに事業を手がけること。
その担い手を起業家(アントレプレナー)と呼ぶ。創業ともいう。」

「創業」「起業」ともに古くからあり、意味の違いはない。
ただ、「ベンチャー起業」のように「従来にない新種の事業を起こす」
意に使うのは最近である、とのことです。

ベンチャーとは、和製英語で、
英語ではstartup companyまたはstartupと呼ばれ、
近年では日本でもスタートアップという言葉が
主にIT業界で使用されるようになっています。

日本ではベンチャーとスタートアップは
明確に区別されないことが多いが、
スタートアップは、「新しいビジネスモデルを開発し、
ごく短時間のうちに急激な成長とイクジット※を狙う事で
一獲千金を狙う人々の一時的な集合体」であり、
日々の安定した収益と長期成長を目指す
スモールビジネス的ベンチャー企業とは大きな違いがある、
という説もあります。
  ※イクジット:株式を売却し、利益を手にすること

ちなみに、創業者というと、松下幸之助や本田宗一郎のように
功成り名を遂げた人のようなイメージがあるが、
新しく企業などを創設した人、起業家、などを意味する表現です。

2013 年9 月25 日、
「日本を米国のようにベンチャー精神あふれる「起業大国」にする。」と、
安倍晋三内閣総理大臣が、ニューヨーク証券取引所において発言しました。

中小企業白書2014の起業の現状では、
起業を希望する者である起業希望者は、
1997 年以降、減少傾向にあり、2007 年及び2012 年に激減しています。

起業の担い手
一方、起業希望者は大きく減少する一方で、
起業家数は20万人台で、起業希望者ほど大きく減少していない。

行政は、この事実に目を向け、
起業希望者を増加させるための取組とともに、
起業希望者が起業家になりやすい環境を整備するための取組みを、
同時併行で推進していくということです。

起業に至るステージをより的確かつきめ細かく把握できるように、
「起業希望者」を、
「初期起業準備者」と「起業準備者」の二つのステージに分けるとともに、
「起業希望者」の前段階として、
「潜在的起業希望者」という概念を新たに追加しています。

①潜在的起業希望者
起業を将来の選択肢の一つとして認識しているが、現時点では何ら準備をしていない者
②初期起業準備者
起業したいとは考えており、他者への相談や情報収集を行ってはいるものの、
事業計画の策定等、具体的な準備を行っていない者
③起業準備者:起業に向けて具体的な準備をしている者
④起業家:起業を実現した者

起業までのステージ
総務省の「就業構造基本調査」におけるアンケート調査において、
初期起業準備者と起業準備者が合計で12.7%、
潜在的起業希望者が6.5%存在することが分かりました。

起業希望者(初期起業準備者と起業準備者の合計)は83.9 万人存在しているので、
潜在的起業希望者の数を約42.9 万人と推計しています。

【創業スクール】は、
起業活動を活性化し、新たな担い手を創出し、
「起業大国」を実現するための施策の一つであるのです。


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