起業家は、起業時にどのような不安を感じていたのでしょうか?

起業家は、
起業時にどのような不安を感じていたでしょうか。

全体として、
収入の減少・生活の不安定化」、
事業の成否」、
社会保障(医療保険・年金等)」
の割合が高い。

起業家の不安

女性、若者、シニアの特徴を見ると、
傾向としては全体平均と類似しているが、
若者は、全ての項目について不安を感じる割合が高く、
シニアは、不安を感じる割合が少ない。

これは、若者ほど社会経験が少なく、
また、その後の人生も長いことから、
収入社会保障失敗した場合のリスク等
不安を感じる者が多いということでしょうか?


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起業に関して、どのような不安を感じていますか?

起業の段階ごとに、
起業に関してどのような不安に直面するのか?

起業に関して感じる不安として、
全ての段階に共通して、
収入の減少、生活の不安定化」、
事業に失敗した時の負債の返済借入金の返済、個人保証)」
と回答する割合が高い。

すなわち、起業の一歩を踏み出す上で、
事業がうまくいかずに収入の減少や生活が不安定化すること、
さらには事業失敗時のリスクを懸念する者が多い。

こうした不安を少しでも軽減するため、
起業家を対象とした何らかのセーフティーネットの整備が必要といえますね。

起業の段階が進展するごとに、
感じる不安に変化はあるのだろうか?

起業の不安

段階が進むごとに、
「事業の成否」に不安を感じる者が増え、
事業を実際に開始した場合の具体的な不安が増加する傾向にある。

一方で、「自分の能力・知識・経験のなさ」
と回答する割合は減少しており、
起業の初期段階におけるこうした漠然とした不安が
起業の段階が進展するにつれて減っていくことが分かります。


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起業しようと思った理由で、一番多い理由は?

起業に関心を持つ潜在的起業希望者が、
どのようにして起業を志し、
起業希望者へと段階を進んで行くのかの調査結果があります。

起業を志した理由は、全般的に、
「自分の裁量で仕事がしたいから」、
「年齢に関係なく働くことができるから」、
「仕事を通じて自己実現を図るため」
と回答する割合が高い。

一方、
「就職先がないため」、
「職場の賃金が不満だったため」
と回答する割合は低い。

この結果から、
現状の就労環境への不満を理由とする消極的な起業に比べて、
裁量労働や自己実現といった積極的な理由により
起業を志す割合が高いことが分かります。

起業理由

女性起業家の特徴として、
「性別に関係なく働くことができるから」、
「趣味や特技を活かすため」、
「家族や子育て、介護をしながら働けるため」
を選択する割合が高く、
昔の職務経験や趣味を通して培った技能を活かして、
家事と両立しながら起業する傾向が見えてきます。

若者では、
「自分の裁量で仕事がしたい」
が最も高い。
一方、「より高い所得を得るため」、
「家族との時間を増やすため」
といった理由も女性やシニアと比べ高くなっている。

シニアでは、
「自分の裁量で仕事がしたい」、
「年齢に関係なく働くことができるから」、
「性別に関係なく働くことができるから」
を選択する割合が比較的に高くなっており、
性別や年齢の枠に捉われずに、
自分の裁量で働きたいというのがシニアの傾向です。


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